ワインとお料理のマリアージュ♪

ワインを扱っていて楽しい!と思う瞬間のひとつが「マリアージュ」です。

「マリアージュ」はフランス語で結婚や婚姻という意味の単語ですが、転じてワインと食事の組み合わせや、その相性が良いという意味で使われています。

私が以前働いていたお店はワインバーでしたのでメニューはおつまみ的なものが多く、はじめの頃はマリアージュという言葉すら知りませんでした(^^;;
ですが、当時
とあるシェフやソムリエさん達が開催したコラボディナーに参加させていただき、一皿ずつのお料理とそれぞれに合わせたグラスワインのマリアージュがどれも素晴らしく、驚きの連続!!初めて「本物のマリアージュ」を体験したのがこのイベントでのことでした。これが食事とワインの相性に興味を持つきっかけになりました。

昨年8月にClos Kachidokiをオープンし、平行してワイン学校に通って学びながら自分なりにどの料理にどんなワインが合うか?考えて実践!とにかく実践!…を繰り返し、「うーんなんか違うなぁ…」「やばい。生臭い…」と少しずつ学習しながら、頭の中で料理とワインを組み合わせたときの合う合わないのイメージがなんとなーく、浮かぶようになってきました。

お客様にもお料理やチーズに合うワインをたずねられることが多く、「これすごく合うね~!!」と言って頂くと一気にテンションあがります。笑(←単純)今日用意しているグラスワインとすり合わせたり、場合によっては別のボトルを開けてみたり、出来うる限りのアイデアをひねり出しています。

もちろんシェフにも協力してもらって、マリアージュを検証するために時々営業前や後に料理を作ってもらったり味見させてもらっています!ちょっと面倒くさそうな顔をされますが(^^;; でもぴったり合う組み合わせを見つけると、シェフも「これ合うわ~♪」と嬉しそうな感じ!??

以前働いていたお店からのユニークなマリアージュで、「半熟ピータン」と「シャンパン」はClos Kachidoki定番の組み合わせなのですが、先日お客様からのリクエストで「何か合う白ワインありませんか?」と聞かれ、うーーーーーん、と脳内マリアージュを繰り広げてから樽の効いた南フランスのヴィオニエとルーサンヌをブレンドした白ワインをお出ししたところ、これがぴったりマッチング!!アインシュタインのように追いつめられるとポン!とアイデアが出ることもあるのかも・・・笑

ただ、ワイン学校でも、一般的に定番の組み合わせ、たとえば青カビチーズと極甘口のソーテルヌワインを「合う」という人もいれば「合わない」という人も半々くらいの割合でいたので、100%のマリアージュはない、とも感じています。お好みに合うかどうか、お客様とワイワイ会話するのも楽しみの一つです^^

ちなみに先日外食していて驚いた組み合わせは、鰻にスパイスの効いたカレーのようなクリーミーなソース+ピノノワール(アルザスの軽やかな赤ワイン)。単体で飲むとシンプルな味わいの薄旨系ピノノワールが、スパイスに補完されて驚くべき立体感と広がりを見せてくれました。ソムリエさんに脱帽!です。

定番の組み合わせはもちろん、目から鱗な楽しいマリアージュも提案していけるようにがんばります♪ 皆様にもお付き合いいただけると幸いです。

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♪♪ blog裏話 ♪♪

大阪のカタシモワイナリーさんが、たこ焼きに合う、シャンパン方式で造ったスパークリングワイン「たこシャン」を造られているというのを知り、自宅でたこ焼き×シャンパーニュを実践してみました!急だったのでカタシモワイナリーさんのは手に入れられられず、ひとまずフランスのシャンパンで・・・^^

・・・結果、自分で用意したシャンパンと我が家のたこ焼きはミスマッチ(T_T)でした(笑)でも楽しい組み合わせなので今度はカタシモワイナリーさんの「たこシャン」を買ってまたチャレンジしたいです!

芸術家肌


先日、とっても素敵な贈り物をいただきました!!

まずはさっそくご覧ください。

・・・そう、切り絵です!

モデルはもちろん私たち(照)

この切り絵を作られたのは、なんと、ある老舗ホテルのソムリエかつバーテンダーでもある方なのです。来月8月4日のオープン一周年のお祝いにと頂きました。しかも3枚も・・・(もう一枚は左下の反転バージョンで、額の裏に入っています)
感激しました。

さっそくお店の壁に飾り、鑑賞します。

モノクロの世界ですが、じっと眺めていると静寂というより今にも動き出しそうで、いつも賑やかに営業しているお店の雰囲気がカラーになって鮮やかに伝わってきそうな感覚がします。

細かいところを見ていくと、グラスとグラスの重なり部分が切り絵ならではの美しいコントラストを描いています。磨かれた丸いグラスの輝きと細く味わいのあるステムの直線に思わずグラスを手に取ってみたいなぁ、、という気持ちが起こり、作品との距離感がぐっと縮まります。

シェフがワインを注いだグラスの中には液面のゆらめきも感じられ、丁寧に表現された手元とクロスの布の柔らかさが作品に奥行き感を与えています。

私、名前にも「絵」の文字が入っているのですが、絵を見るのが好きです。なのでこうやって感想を書きだすと長くなりそうなのですが・・・(^^;; 私たちの表情筋や髪の毛の質感まで細かく観察され、表現されているなぁ。。と、しばらく自分を見つめてしまいました(笑)見たらすぐお二人だと分かったよー!と作品を見たお客様もおっしゃっていました。

素敵な切り絵の贈り物。ソムリエさんですが・・・まさに芸術家肌。お店の階段横に飾っていますので、ぜひ生の作品もご覧いただければと思います(*^^*)


☆・・・ブログ裏話・・・☆

シェフが両手で持っているワインはロベール・グロフィエのレザムルーズ2004年です。赤いキャップとエチケット(ラベル)の形だけで、「グロフィエだー!」と気付く方がいるかも知れませんね^^ ソムリエさんに、作品だけでなくこんな素敵なワインまでいただいてしまいました。

華やかなアタック、複雑でどこまでも伸びやかな余韻、グロフィエらしい力強さと柔らかさも持ち合わせた素晴らしいワイン。わたしたちのお店もこのワインのように年月を重ねていきたいです。

ヴィニュロンに憧れて

ご無沙汰しております。
久々のブログ更新となりました。当初は月に二度は書こうと思っていたのですが・・・(反省)

さて。
5月半ば、素敵な “あるモノ” がクロカチに届きました^^

それは・・・・ぶどうの木!!
しかも、ワイン用の品種、カベルネソーヴィニヨンです。
実はシェフの叔父が山形でぶどうの苗木を育てるお仕事をしており、お店を始めたら苗木を分けてほしいとお願いしていたのです。以前遊びに行ったとき畑を案内してもらったのですが、広大な畑で国内だけでなく海外にもたくさんの苗木を輸出しているのだとか。

届いたときは荒巻鮭の段ボール箱に入っていたので、何が届いたのかとちょっと驚きました(笑)

さっそくワイン用ぶどうの育て方をネットで調べたところ「赤玉土8:腐葉土2」という簡単にできそうな配合を発見!よし、これにしよう!ホームセンターで二種類の土を買ってきました。

植え替えの前は一晩根を水につけてお水を吸ってもらいます。思ったより根が長く50cmほどありました。ぶどうの木は水はけが命。穴あきの鉢を用意し、底に網と鉢底石を敷き、あまり高さのない植木鉢だったので少し根を曲げながら土を少しずつ入れていきました。
こんな感じ。
うんうん、なかなかええやん?

ちょっぴり根元がグラグラして不安定なのですが、あまり深く植えると根元が腐ってしまうそうです。しっかり植えたい気持ちを我慢。

左側の苗木は葉がほとんどない状態で、元気に育ってくれるか心配でしたがたっぷりお水を与えてわずか二週間後・・・・
心配していた左の苗木、右側より生長スピードが早く、芽がどんどん出てあっという間に大きな葉っぱに!!植物すごー。

じめじめ蒸し暑い梅雨を迎え注意が必要ですが、立派に育ててクロカチワインを造らなければ( ̄▽ ̄)(冗談)

ちなみに実がなるのは3年くらいかかると思われます。鳥や虫の対策も必要ですね。。

タイトルの「ヴィニュロン(vignerons)」という言葉ですが、フランス語でぶどう栽培から醸造まで手掛ける人のことです。英語でいうとワインメーカーですが、もう少し農夫というか、そういう土くさくて真面目にワインを造っている人というイメージです。

また、生長の続報を気まぐれブログで報告いたします☆

地磁場逆転地層チバニアン!

戦隊ヒーローのようなブログタイトルですが、昨年からニュースになっている『チバニアン』を見に行って来ました。

あ~なんか聞いた気がするけど、チバニアンって何?…と思われたあなた。

チバニアン(千葉時代)という区分が、白亜紀、ジュラ紀などのそうそうたる地質時代と並んで、新たに国際学会で認定される可能性が高くニュースになっているのです。場所はなんとClos Kachidokiシェフの故郷、千葉県市原市。千葉県のちょうど中央あたりに位置します。

なぜチバニアンが認定されようとしているのかというと、地球の歴史で磁場(S極とN極)が現在と逆転している時代が何度かあり、最後に逆転していた時代の地層にその証拠が残っているのだそうです。

↑仕事中にわざわざエクセルで作成しました( ̄▽ ̄)←何しとるんや。仕事しろ。
77万年前はジャワ原人がいた時代といわれています。

お正月に行ったのですが、田淵会館という公民館がチバニアンの仮駐車場になっており、ほぼ満車の20台ほど車が停まっていました。そこからかなり急な斜面を5分ほど、養老渓谷へ向かって降りて行きます。
こんな綺麗なところ。

そしてこれが、、、お待ちかねのチバニアン!!!!
じゃーーーーーーん!!

・・・???( ̄▽ ̄)

なんのこっちゃ?という感じですが、地質マニアでもない限りこれを見てもあまり感動はないかも知れません(笑)粘土や砂の混じった地層に3色のフラグが付けられており、赤=現在と地磁気が逆転していた時代、黄=地磁気がフラフラと安定しない時代、緑=現在と同じ地磁気を表しています。

丸い穴は調査のため地層を掘ったもので、磁鉄鉱が当時の磁気を帯びており地磁気逆転の証拠となっています。(S極、N極が現在と逆)

特筆すべきはこの地層、昔は海底に沈んでいたのが地殻変動によって隆起したため、奇跡的に現在私たちの目で直接見ることができるのだということ。ロマン!!
まだ見学路は整備されていませんが、市原市は国の天然記念物の指定を目指しており、そうなれば補助金が見込めるとのこと…。もちろん勝手に地層に触れてはいけないのですが、千葉キッズが斜面で楽しそうに遊んでいたので一日も早い整備が望まれます!

ちなみにイタリアにも同じ時代の地層が残っており、イオニアンという名称でチバニアンと認定を争っていましたが、チバニアンが一次審査を通過し、何かない限りこのまま認定される見込みとのこと。やるね千葉!

所縁のある場所なので、お店には全く関係ありませんが語ってしまいました。めでたく認定されたら懲りずにまた書こうと思います(^^)

♡もっとチバニアンについて知りたくなったあなたへ♡
15分で学ぶチバニアンby市原市
https://www.youtube.com/watch?v=BKUgPlKHdr8
とてもわかりやすい動画です!ブログを書くのに参考にさせて頂きました。

アクセス・注意点(長靴必須)
https://www.city.ichihara.chiba.jp/bunka/bunkabunkazaitop/chiba_sectoin.html

年末のご挨拶

いつもClos Kachidokiをご利用いただき誠にありがとうございます。

今年8月4日にオープンし、早4ヶ月半が経ちました。
オープン時は期待と不安でいっぱいでしたが、路地裏の小さなお店を見つけて足を運んでくださった皆様に支えられ、2017年を無事に終えることができました。心から感謝申し上げます。

お料理もワインもサービスも、もっともっと楽しんで頂けるよう2018年も全力でがんばります!どうぞよろしくお願い致します。

最後になりましたが、2018年が素晴らしい一年となりますよう皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

<年末年始営業日のご案内>
12月31日(日)~1月3日(水)休
1月4日(木)より通常営業