ボジョレーヌーヴォー

10日ほど前になりますが11月16日、今年もボジョレーヌーヴォーが解禁され、Clos Kachidokiでも計4種類のボジョレーヌーヴォーを用意しお客様に楽しんでいただきました(*^^*)

ボジョレーヌーヴォーというと、ガメイ種100%で作られるフランス・ブルゴーニュ南部地方の新酒。ボジョレーは地方名、ヌーヴォーは新しいことという意味で、マセラシオン・カルボニックという特殊な醸造法で造られるためバナナやイチゴキャンディと形容される独特な甘い香りが特徴の軽い赤ワイン(一部ロゼ)です。

ボジョレーが属するブルゴーニュ地方で栽培される主な黒ブドウ品種はピノノワールという高級品種ですが、ボジョレーではピノノワールの親戚であるガメイ種が作付けされています。14世紀末にピノノワールが壊滅的な病虫害の被害を受けた際、コートドールに病虫害に強いガメイを植えたことがあったそうです。しかし、この品種をコートドールで栽培すると酸味が強く薄いワインしか出来あがらず、時のブルゴーニュ大公がガメイ栽培禁止令を出しすべて引き抜いてしまいました。
その後ボジョレーで栽培するようになったところ、花崗岩質・石灰粘土層の土壌に適し果実実豊かで渋みが少なく、爽やかな酸味を備えたワインが生産されるようになったとのこと。

実際、私達がフランスを旅行したときブルゴーニュ地方北部に属するワインの都ボーヌから南部のボジョレーまで車で1時間以上を要し「こんなに離れた場所にあるんだ!」と驚いたことがあります。ボジョレーはさらに南にある食の街・リヨンに近く、同じブルゴーニュ地方と言えど風土が全く異なることを感じました。

また、日本ではバブル期にボジョレーヌーヴォーが赤ワインブームを巻き起こしましたが、生産者の方はブームが巻き起ころうと過ぎ去ろうと来る日も来る日もブドウ木を大切に育ててくれているんですよね…。ガメイが栽培の適地を見つけ、今日に至るまで生産を続けてきた歴史があり毎年ボジョレーを楽しむことができるのだなぁと思うと、また違った感慨があります。(他のワインにも言えることですが…)

最後に、今年開けたボジョレーヌーヴォーのうちMaison du Bourgはミネラル感や複雑味をしっかり感じるなんとも個性的な造りだったため、急きょ別のボジョレーヌーヴォーも抜栓し、初日にお越しいただいたお客様にボジョレーヌーヴォーの飲み比べをしていただきました。「言われないとこれがボジョレーって思わない!」「これ本当にガメイ?」「なかなか、好きかも~♪」みなさん、興味深そうに楽しんでくださいました(*^^*)

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